子育ても仕事も全部やるブログ

不妊治療、子育て、仕事関係etc. 自分の経験ベースで不定期発信します。仕事に子育てに忙しくなる30代も人生を楽しむ。シンプル&スマートに生きるのが理想。好きなことを仕事にし、食と家族との生活を楽しみ、好きなモノに囲まれる。そんな人生目指して生きています。同年代だけではなく、下の年代の方々まで、ライフスタイルに悩む女性の生き方のヒントになれば嬉しいです。

食物アレルギー改善!〜乳製品編〜

息子達のアレルギーについてはこちら↓

 

yhoward.hatenablog.com

  

血液検査でピーナッツアレルギー擬陽性と判断された次男の、ピーナッツアレルギー発症予防策についてはこちら↓

 

yhoward.hatenablog.com

 

 

今回は次男も該当する、乳製品アレルギーについて。

アレルギーではないか?と疑いを持ったのは、生後6ヶ月の時に、”そろそろ夜中はぐっすり寝て欲しいな”と思い、それまで完全母乳で育てていたのを、夜の就寝前だけは粉ミルクにした際、10mlも飲まないうちに、口の周りや目元が赤くなったため。

たまたま体調が悪かったというパターンもあるので、2-3日続けて慎重に粉ミルクを与えてみましたが、同じ結果でしたし、終いには子どもの方から哺乳瓶を押し返すようになりました。

こんなに小さくても、体に合わないもの(粉ミルク入りの哺乳瓶)が分かるのでしょうか。

 

そこで、5〜6ヶ月健診の際に小児科医師に相談し、血液検査を実施した所、こんな結果となりました。

クラスが高いほど、アレルギーが出る可能性が高い*ということになりますが、牛乳でクラス5!

*必ずしもアレルギーが出るわけではありませんので、ご注意を。

 

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今の医学では、

・お肌が荒れていると荒れた箇所からアレルゲンが入り身体が拒否反応を示す(=食物アレルギーになる)、

・経口摂取でその食べ物を身体が受け入れる(=食物アレルギーを予防出来る)

 

という考え方で、毎日のこまめなスキンケアと、早い内から色々な物を食べるというのが、食物アレルギー予防の基本ということは、ピーナッツバターの記事でも取り上げました。

 

この理論に基づくと、積極的に経口摂取をするということになりますが、乳児の乳製品アレルギーの場合はどうするのか?

 

以下の2つの方法があります。

 

1. アレルゲンである"乳タンパク"を低分子化した粉ミルクを使用する。(あくまで低分子化してあるだけで、アレルギー児用の製品ではありません。)

2. 1もダメなら、アレルギー児用の粉ミルクを使用する。

 

次男の場合は、1を試し、アレルギーが出ずに対応出来ることが分かったため、この1に該当の製品を毎日220ml飲み続けることに。

これも牛乳から出来ているので、飲み続けていると、乳製品への免疫寛容(体がアレルギーを起こさずに受け入れる)になるのだそう。

私が出産で利用したクリニックもそうでしたが、乳タンパクを低分子化しているためアレルギーが出にくいこの粉ミルクを新生児に与えるミルクとして採用している施設も多いそうです。

通常の粉ミルクよりも割高ですが、アレルギーが出にくい、またアレルギーがある子でも飲めるミルクがあるのは大変心強いです。

 

E赤ちゃん(森永乳業)

こちらは詰め替え用。缶タイプも売っていますが、こちらの方がコンパクトでゴミ捨ても楽なので、私はこのタイプをリピートしています。

 

 


 

 

こちらは本体。繰り返しですが、缶より本当に便利!

スプーンに掬った粉ミルクを落とすのもらくらくです♪使い切ったら、箱に詰め替え用の袋をセットします。

 

 

低分子化されているとはいえ、乳タンパクを含んだものを飲み続けること(経口摂取)で、耐性がついていくのだそうで、特に低年齢であればある程、食物アレルギーの改善が見込めるということです。

実際に、毎日1回220ml飲み続けて1ヶ月で、血液検査でのアレルギーレベルが下がりました。

前回はクラス5だったのが、クラス3

 

 

 

先生によると、このアレルギーレベルの下がり方は非常に良いとのこと。

少しアレルギーレベルが下がったことで、通常の粉ミルクや十分に熱した牛乳を少量から試し、問題なければ増量していく方法で、体を慣れさせていくことになりました。

 

よく、"完全母乳で育てた方が良い"とか、"粉ミルクは使いたくない"とかいう話を耳にすることがありますが、医学的には、全くアレルギーがない新生児(新生児は何の食物アレルギーも持っておらず、食物アレルギーは生まれた後の生育環境で出てくるそうです。)の時から、毎日継続して1日1回でも粉ミルクを飲ませた方が、食物アレルギー発症防止の観点では良いそうです。

母乳中心で飲ませたい、という方は、母乳と粉ミルクの混合ということになりますね。

 

確かに、長男の時は、0歳児での保育園入園を見越していたため、生まれてすぐから母乳と粉ミルクの混合育児を行なっており、それが良かったのか、乳製品アレルギーは全く出ませんでした。

 

完全母乳で育てることが悪ではないですが、新生児期から継続して粉ミルクを活用することで、乳製品アレルギーが防げることも、医療機関からもっと発信して欲しいなと切に思いました。