NIPT(流産のリスクがない出生前診断の一種)
妊娠中に受けることが出来る任意の精密検査になります。
主に、染色体の数的異常や形態疾患(、希望すれば赤ちゃんの性別も)を把握する事が出来ます。
高齢出産が増えている近年、ダウン症等の染色体異常が気になり不安な日々を送っている妊婦さんが安心してマタニティーライフを送るための検査、 新型出生前診断(NIPT)。妊娠10週目から採血のみで行えます。
今の所は医療保険適用外です。(2020/06/06現在)
残念ながら卵子の老化(≒高齢出産)により、染色体異常の可能性もグッと上がってしまいます。
染色体異常の受精卵が着床した場合、大半は流産になるのですが、稀にそのまま妊娠が進んでしまう事があります。そのような染色体異常を持った胎児ではないかどうか、妊婦としては(高齢出産の場合は特に)気になる所だと思います。
この検査の一番の目的は、赤ちゃんの健康状態を早くに把握し、生まれた後の環境を整える事です。
しかし、染色体異常があった場合に、妊娠を継続するか否かは、個人の考えによるべきだと私は思います。染色体異常でも妊娠を継続すべき、とか、堕胎するのは悪だ、とかは一切なく、どう対処するかは個人の判断です。検査を受けるかどうか、一度ご夫婦、ご家族でよく話し合われてから検査を受けてみるのが良いと思います。
何れにしても、現代医学の発達で、血液だけでここまでの診断が出来るようになったのですね。
なお、NIPTと、一般的に医療機関で採用されているクワトロテスト等の母体血清マーカーとは、精度が全然違いますし、異なる検査になります!NIPTはかなりの高い精度を誇る一方、母体血清マーカーは精度があまり高くありません。
取り急ぎ、まずはNIPTを実施しているおすすめのクリニックのリンクを貼っておきます。
以下では、出生前診断の種類やPros&Cons等を記載します。
◎出生前診断の種類とメリット・デメリット 〜NIPTとは?〜
1. 確定検査
精度が高いというメリットの一方、流産のリスクあり。このリスクや妊婦への負担のため、一般的には、非確定検査で要請となった場合に実施。
1-a. 羊水検査
1-b. 絨毛検査
2. 非確定検査(スクリーニング検査)
2-a. クワトロテスト等の母体血清マーカー
流産のリスクはないものの、検査精度が高くない。一般的に多くの医療機関で採用されている事が多い検査。(2020/06/06現在)
2-b. NIPT
クワトロテスト等の従来の出生前診断と同じく、流産のリスクがなく、なおかつ高い検査精度を誇る検査になり、従来の出生前診断と区別する為、新型出生前診断(NIPT)と呼ばれています。
◎NIPTを受けるためにおすすめの実施医療機関はこちら
おすすめの理由
1. 東京だけではなく、全国に提携院がある
2. NIPT検査が陽性だった場合、全国どこで羊水検査をうけても費用全額負担
→これはメリットが大きいと思います!
3. 当日予約当日来院可能
→空きさえあれば、思い立った時に検査が受けられ、不安な気持ちで悶々と過ごす必要はありません。
4. 年齢制限等の条件がなく、受けたい方に検査を提供できる
→医療機関によっては年齢制限を設けているところもあると聞いた事がありますが、このクリニックは年齢制限なしです(2020/06/06現在)