結論から書くと、早ければ早い程良いです。
不妊治療は先が見えないとはよく言われますが、精子や卵子、そして妊娠にも全て年齢ファクターがあるため、年齢が若ければ結果が出やすくなります。
結果が出るのが早ければ、それだけ治療への出費も抑えられるということです。
本日は、なぜ早い方が良いのか、データや自分自身の経験等を交えて詳しく記載します。
一昔前に比べて結婚する年齢が上がっている現状に加え、女性が働くのも当たり前の世の中になっていることから、第一子を出産する年齢も年々上昇しています。
現在はどうなのか調べてみたらこんな感じ↓
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*nippon.comより転載
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更に女性の妊孕力(妊娠する力)は以下の通り。↓
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妊孕率は、女性1,000人あたりの出生数(17~20世紀のアメリカ、ヨーロッパ、イランなど10ヶ所のデータ:Henry, L. (1961). Some data on natural fertility. Eugenics Quarterly, 8(2), 81-91.)を元に、20~24歳を100%として計算した。年齢の増加に伴い(特に35歳以降)妊孕率の低下が認められる。データは平均±標準偏差で示した。
*一般社団法人 日本生殖医学会ホームページより転載
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結婚年齢は上昇しても、当然ですが妊孕力は上昇しないのです。
私自身は、
・29歳になる年: 結婚
・31歳になる年: 妊活を開始
夫婦とも様々検査をした結果早くステップアップした方が良いということで、タイミング法3-4ヶ月、人工授精3-4ヶ月を経て、高度生殖医療(体外受精/顕微授精)へステップアップ
(・32歳になる年: 年収アップや中長期のキャリアを考えて転職)
・33歳になる年: 第一子妊娠・出産
・34歳になる年: 職場復帰
・35歳になる年: 第二子妊娠(同年に出産予定)
という流れでした。
これが他人にとって理想かどうかは分かりませんが、結果的に私にとっては良かったと思います。
人それぞれにベストタイミングがあると思いますが、誰しもに言える事は子どもを妊娠し出産出来る年齢は限られます。
しかし、キャリアは産んでからでも何とでもなります。(もちろん子どものお世話をしながら働くのは色々制約があり大変ですが…)
実際、私は育休明けの年度(34歳になる年度)に仕事を評価され、年間評価では自身の過去最高評価を頂きましたし、特例で年の途中に給与改定もして頂きました。
つまり、子どもを持たないまま働いていた時よりも、子どもがいる状態での働きぶりの方が評価された訳です。
働く時間の制約や、子どもの突然の病気による在宅勤務・休暇等はありますが、誰の目にも明らかな結果を出す事にフォーカスした結果、しっかり評価を頂きました。
逆に、仕事等を優先して、いわゆる高齢出産と呼ばれる35歳以降になってから初めて妊活を始めた同僚や友人を何人か知っていますが、高度生殖医療にまでステップアップしてもなかなか結果が出ず、40歳を過ぎ、最近では子どもを持たない人生を考え始めている、もっと早くから妊活をしていれば良かった、等の声を良く聞きます。
このように、共働き家庭でも、子どもを持つ人生を希望するなら、キャリアよりも妊娠・出産を優先した方が良いというのが、私の経験上でも、また同僚を見ていても言える事です。
きちんと子どもを育てられる環境や収入があるのは大前提ですが、それをクリアしており且つ子どもを希望しているのなら、早め早めの妊活をお勧めします。
よく、1年程度自分達でタイミングを取っても妊娠しなければ、医療機関の受診を勧められますが、時間を無駄にしないためにも半年くらいで一度受診してみても良いのではないでしょうか。
女性が35歳を過ぎている場合には、一般的に妊孕力が落ちてきているため、半年待たずに自分達で試しつつも、同時に即クリニック受診で良いと思います。
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