子育ても仕事も全部やるブログ

不妊治療、子育て、仕事関係etc. 自分の経験ベースで不定期発信します。仕事に子育てに忙しくなる30代も人生を楽しむ。シンプル&スマートに生きるのが理想。好きなことを仕事にし、食と家族との生活を楽しみ、好きなモノに囲まれる。そんな人生目指して生きています。同年代だけではなく、下の年代の方々まで、ライフスタイルに悩む女性の生き方のヒントになれば嬉しいです。

体外受精、顕微授精時の注射①〜概要、卵胞を育てる

自然妊娠(タイミング法)→人工授精→体外受精・顕微授精と進むにつれ、医療の介入度が増えますが、

人工授精までと、体外受精・顕微授精では圧倒的に違う点があります。

それは、以下の2点です。

1. 注射が必要になる可能性

採卵までに卵胞を発育させるための刺激法がいくつかある中で、多くの人が選択する高刺激法(アンタゴニスト法、ショート法、ロング法等)は、日々の注射*が必須であること。
*毎日注射のために通院なんて面倒ですから、自宅での自己注射が一般的です。

 

2. 掛かる費用

人工授精が、トータルで一周期当たり5万程度(施設により異なります)に対し、体外受精・顕微授精は、採卵、胚の培養、移植までを一周期とした場合、トータルで70〜100万程度。

 

今回は1. で取り上げた注射について、まずは卵胞を育てる注射の種類と特徴を書いてみたいと思います。

同じ目的で使用出来る注射が複数あるので、自分に合う注射が早く見つかると、掛かる費用も抑えられて良いですよね。

 

基本的にどの注射も、自己注射になります。自己注射をしていくことが決まった際に、施設で指導があるはずです。

 

・ゴナールエフペン(メルクバイオファーマ)

- 卵胞を発育させるために使用。

- 卵胞成熟ホルモン(FSH)製剤。

- FSHのみを含有。

- ダイヤルを回して量を指定出来る。

- 既に完成された薬剤がペンに注入されており、自分で薬剤を溶かす等の手間が無い。

- 針が髪の毛のような細さで、体に刺しても無痛。(私は全く痛みがありませんでした!)

 

・フォリルモンP(富士製薬)

- 卵胞を発育させるために使用。

- 卵胞成熟ホルモン(FSH)製剤。

- FSHのみを含有。

- バイアルに入った薬のペレット(乾燥した粉末みたいなもの)を、生理食塩水で自分で溶かしてから注射の必要あり。

 

・HMG フェリング(フェリングファーマ)、HMG F(富士製薬)

- 卵胞を発育させるために使用。

- 下垂体性性腺刺激ホルモン製剤。

- バイアルに入った薬のペレット(乾燥した粉末みたいなもの)を、生理食塩水で自分で溶かしてから注射の必要あり。

- FSHとLHの含有比が、製品によって若干異なる。(医師が血液検査や過去の治療経過等から、適切な製品を選択してくれると思います)

 

フェリング→FSH : LH = 1:1

F → FSH : LH = 1: 0.33

 

*FSH、LHについて

排卵はFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)という二つのホルモンが卵巣を刺激しておこります。このFSHとLHを体の外から注射により投与します。

 

 

次回は排卵を抑制の注射について記載します✏️