読み聞かせで使用した本を紹介します📕
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【概要】
図書館というところは決まりを守りさえすれば誰でも入れるところです。・・・例えそれがライオンでも?
そんな事ってあるのでしょうか。
いつも静かな図書館に、大きなライオンがやってきて、みんな大あわて。でもお行儀のいいライオンは、すぐにみんなと仲良しに。ところがある日、ライオンはある事件を起こしてしまって…。
もちろん決まりは守らなくてはいけないけれど、時には特別なことだってあるんだよ、と静かに語りかけてくれます。
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【感想など】
ルールを守るなら、人だってライオンだって図書館を利用して良い!
という館長さんの意向で、ライオンも毎日図書館にやってくることになりました。
ライオンは図書館でも大人気。しかも、ルールを守り、読み聞かせもしっかり聞き、お手伝いまでしてくれる優秀なライオンです。
しかし、ルール(大声を出さない)を破らないといけない日が来てしまいました。それは館長さんの大怪我を誰かに知らせるためでした。
知らせるためにルールを破ったライオン。そのおかげで、館長さんもすぐに病院に行く事が出来ました。
でも、ルールを破ったことを自覚したライオンは自分で図書館を出て行ってしまいます。以後、来なくなってしまいました。
この後、館長さん達が街中を懸命に探し、また図書館にライオンが訪れるようになります。
この本が伝えたい事は、「ルールを守る事は大事。でも例外はある。ルール遵守以上にもっと大事な事柄もある。」という事ではないかと感じました。ライオンの行動を通じて大人も子どもも考えさせられる良書だと思います。
⭐️子ども達の感想:
・ライオンがいる図書館に行ってみたい。
・ルールは破ったけど館長さんの怪我を伝えて良いライオンだと思う。
・(ルールを守ることと怪我を知らせることのどっちが大事?と質問すると、)怪我を知らせること!