読み聞かせで使用した本を紹介します📕
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【概要】(「BOOK」データベースより)
どろぼうは、空にはしごをかけ、のぼりはじめました。星にふれることができるまで、どこまでもどこまでも、のぼっていきました。星はあたたかく、ちょっとひっぱると、すぐにとれました。うれしくなったどろぼうは、どんどん星をとっていき、しまいに、空の星をぜんぶ、ちょうだいしてしまいました。星が一つもなくなった夜空には、月がぽつんと光っているだけ…。さて、このどろぼうは、どうやってつかまり、ぬすまれた星は、どのようにして空へもどったのでしょうか。子どもの心に夢をそだてる朗らかなファンタジーです。
【子ども達の感想】
・星の次は月が欲しいっていうに決まってるよ(読書中に予想して)
・(次男が)どうやって星まで梯子が伸ばせるんだろう。どのくらいの長さなんだろう。
→(長男が)本当は何億光年も先だよ!遠いから小さく見えるだけで、手には持てないんだよ!
【大人の目線から】
自分が欲しいから、という理由で星を全部空から取って、自分のものにしてしまう泥棒と、その星達を空に還すまでのお話。
空に還す時も、のりを使って空に貼り付ければ落ちない?タールなら落ちない?などなど、空を一枚の絵に見立てた発想も面白いなと感じました。
結局、星は願い事を持った人が触れると、元の場所にすーっと戻っていきます。(=「星は空で願い事をされるものだから、空にいないといけない」という理由で自分から戻っていく)
星を全部自分のものにするという発想と、それを実行してしまうところは身勝手そのもので、村人からすればよい迷惑ですが、「星を触ってみたい」というのは多くの人が幼少期に考えることなのではないかと思います。
実は私自身もその1人。幼稚園児の時に、欲しいお誕生日プレゼントに「本物の星!」と答えた記憶があります。ちょうど幼稚園の運動会のためにきらきらの色紙を使った星の被り物を作っので、次は本物の星が欲しいという発想だった記憶があります。
それにしても、次男の感想は幼稚園児らしい純粋さを感じますが、長男はどこで学んだんだろうか?と思う回答で驚きました。いろんな所で、いろんなツールで、色々と学んでくるものですね。